ドクター's ボイス

「花粉症・アレルギー性鼻炎」の対策方法

2012年03月08日

・アレルギー性鼻炎(鼻アレルギー、Nasal allergy)
 おもな症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり。一年中症状のあるもの (通年性)はハウスダストと呼ばれるダニ(ヒトの垢を食べるコナヒョ ウヒダニなど)の死骸をふくんだホコリに対するアレルギーのことが多い。アトピー性皮膚炎、喘息などに合併することもある。アレルギー抗原に対する血液中のIgE抗体を調べるRAST法を用いて、何が原因になっているか調べる。
 家の掃除が最優先。ついで抗アレルギー剤の内服、点鼻薬。アレルギー抗原を少量注射することでアレルギーが起きにくくする減感作療法などがある。

・花粉症(Pollinosis)
 アレルギー性鼻炎の中で、花粉が原因となるものを特に花粉症と呼ん で区別している。多くはスギ花粉に対するアレルギーで、2~3月に起こる。スギの他にも多くの花粉症があり、ヒノキ花粉症はスギよりやや遅れて3~4月に発生する。5~6月にはカモガヤによる花粉症、8~10月にはブタクサ、カナムグラ、ヨモギなどの花粉症があり、広い意味での花粉症は一年中発生している。症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりの他、目の充血・かゆみ、流涙、皮膚の湿疹・むくみ、全身の疲労感など、さまざまである。(現代の耳鼻科学より抜粋)

・2012年の花粉飛散量は、例年よりやや少ないと予想されています。
 兵庫県では、2012年のスギ花粉飛散開始は2月10日前後でした。花粉症で一番大切なことは「予防」です。花粉症を全く治してしまうには努力と時間を要しますが、薬で症状を軽くしシーズンを乗り切ることはそう難しくありません。当院では種々の抗アレルギー剤による治療のほかに、抗アレルギー内服薬には、眠気が出ないとされる、アレジオン・オノン・クラリチン・アレグラ・小青龍湯・タリオンなどがあり、眠気が出ることもあるといわれる、セルテクト・ニポラジン・ジルテックなどあります。眠気がでるから効果も強いというわけでなく、その人の体質によるところが大きいので、色々試して見られるのがイイかもしれませんね。
 でも忘れて欲しくないことが一点あります。これらの薬は飲み始めて二週間以上たたないと効果が現れてきません。ですから症状が出る前から飲み始めることが望ましいのです。花粉が飛び始めてからでも効果は期待できますので、四月ごろまで飲み続けて下さい。その日の症状によって飲んだり飲まなかったりが、いちばん効果がありませんのでご注意を!

~牛乳は健康によくない!<3>~

2012年02月24日

● 牛乳は栄養バランスを崩す
 カルシウムの摂取量だけを増やすと、マグネシウムの排出量が増えてしまうことが明らかになっています。昔の日本人やアジア人は、カルシウム摂取量が少ないのにもかかわらず骨が強かったのです。カルシウム摂取量が多いにもかかわらず欧米人に骨粗しょう症が多いのは、 牛乳を含む欧米人の食生活はマグネシウム含有量が少なく、カルシウムが排泄されやすいからです。
 その上、牛乳のカルシウムはカゼインという牛乳に多く含まれるタンパク質と結合しているため、さらに吸収されにくくなっています。牛乳のカゼインは母乳の三倍もあります。これも成長の早い牛にとっては必要であっても、人間にとっては負担になるだけです。吸収されてこその栄養です。日本人は消化吸収できないために牛乳のカルシウムを利用できていないのです。
 骨は血液が酸性になるとカルシウムを取り出して血液のpHを維持する働きがあります。牛乳のタンパク質は酸を生成し、その酸を中和するために骨のカルシウムが脱灰されやすくなります。つまり骨を強くするために飲んでいるつもりの牛乳が、かえって骨を弱くすることになってしまうのです。カルシウムは牛乳からでなく、緑黄色野菜、大豆製品、小魚、海草類などから摂るべきです

● 牛乳は仔牛のものである
 哺乳動物は離乳期を過ぎるとまったく乳を飲まなくなります。乳糖を処理するラクターゼやガラクトキナーゼなどの酵素もなくなります。この点では日本人も哺乳動物としてはきわめて正常な状態だといえます。かつての日本人は離乳後は乳を口にせず暮らしてきたのです。
 牛乳は決して完全栄養食品などではなく、消化機能が未発達な乳児の期間の代用食でしかありません。すべての哺乳類は消化器官の発達にともなって必ず離乳期を迎え本来の食性へと向かうのです。
 牛乳だけでは仔牛は育ちません。もしも牛乳が完全栄養食品だとすれば、草を与えずに牛乳だけを与え続けていても牛は立派に育ちそうなものですが、 そんなことをすれば牛は死んでしまいます。仔牛にとって理想的な栄養源であるはずの牛乳ですら、本当に必要なのは乳児期の間だけなのです。消化機能が発達した後は、本来の食性(草食)に移行しなければなりません。人間も同様です。爪や歯の形態や咀しゃく機能から考えても、人間はデンプンを中心とした穀物食が本来の食性なのです。現在でも世界の大多数の人々は牛乳を飲まなくても健康に暮らしています。もう牛乳信仰は捨てようではありませんか。

~牛乳は健康によくない!<2>~

2012年02月09日

● 牛乳には有害物質が含まれている
 日本のほとんどの牛乳は、抗生物質や成長ホルモン、食性に合っていない餌などを投与された不健康な牛からつくられています。昔の乳牛や現在でも昔同様の搾乳を行っているモンゴルの牛は、一日に5リットルぐらいの乳しかでません。これに対して、今の酪農では一日20から30リットルの搾乳が可能です。生産性・効率重視の酪農では牛のストレスは高まり、それが乳質にも影響を与えていることは確実です。また、牛乳はダイオキシンの主要な摂取源になっています。欧米人のダイオキシンの摂取源の第一は乳製品だといわれています

● 牛乳は酵素が死んでいる
 日本の牛乳はすべて殺菌されています。酵素を殺してさらに有害にして飲んでいるのですその上、高温殺菌によってタンパク質が変性し体内での分解や消化が落ちます。また、加熱によりカルシウムが不溶性になって体内での吸収が低下し、ビタミンB1、B6、B12、葉酸などが壊れてしまうのです

~牛乳は健康によくない!<1>~

2012年01月26日

 来てますよ、来てますよ、インフルエンザの患者さん…。ちなみに我が松本クリニックでは、新年第一号と第二号の患者さんは、ともにA香港型インフルエンザでした。そして予想通り、学校の三学期が始まって一週間目となる16日から、平均一日2人、23日に至っては、立った一日で14名のインフルエンザの患者さんを確定診断しました。
 で、まぁそれは前回書いたので、今回は「牛乳は健康に悪い!」というお題。実はこれ、先日講演を頼まれて三十分ほど話したのですが、大反響で、講演後大騒動になったというネタです。初めに断っておきますが、これはあくまで、とある一人の町医者の意見です。決して鵜呑みにしないよう、ご自分の意見をしっかりと持って下さい。

~牛乳は健康によくない!<1>~

 牛乳は今の日本人にとって健康によい食品ではありません。それは、牛乳に栄養が含まれていないということではなく、牛乳を飲むとさまざまな身体の機能や組織に負担をかけることが問題なのです。
 近年、牛乳の消費量が増えているにもかかわらず、骨粗しょう症患者 は増加の傾向にあります。転倒しただけで骨折する子供が増えているのも、以前では考えられないことですが現実です。
 たしかに、牛乳は高カルシウム、高脂肪、高タンパクですが、非常にバランスの悪い食品で、生活習慣病にかかるリスクを伴う食品なのです。
 牛乳消費大国であるアメリカでも、近年、牛乳や乳製品が、がんをはじめ動脈硬化、糖尿病、白内障、骨粗しょう症など重大な疾患を引き起こす危険性があると指摘するデータが次々に公表されています。

● 牛乳は日本人の食性にあっていない
 アジア人や黒人の多くは牛乳を分解する酵素を持たない民族です。
 乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)を持たない人が無理に牛乳を飲むと、下痢をしたりお腹が張るなどの症状が現れます。寒冷で乾燥しているため穀類やイモ類の収穫が期待できない地域に住み、肉類や乳製品を食料源としてきた欧米人は、 六千年以上の時間をかけて離乳期を過ぎてからも分解酵素を失わないしくみを獲得してきました。このような例はむしろ少数派で、哺乳動物としても例外といえるでしょう。
 牛乳に頼らない食文化を持っている日本人が、食性に合わないものをわざわざ摂る必要はありません。具材を工夫すれば、牛乳よりも味噌汁やお漬物といった伝統食からのほうが、わたしたちに必要な栄養素が無理なく摂れるのです。
 さらに最近の研究では、牛乳はアトピーなどのアレルギーの最大の原因であることがわかっています。これは食性に合わない食べ物を摂ることで、からだが防衛反応をおこしているのです。アトピー治療には牛乳を摂らないことが有効です。

今年のインフルエンザの傾向

2012年01月13日

 昨年(平成21年)末、厚生労働省が、今冬のインフルエンザが流行シーズンに入ったと宣言しました。まぁ年末の恒例行事みたいなも ので、我々からすれば、あぁ、そうですか、となるところですが、現場からみれば、今年はちょっと早いのではないかなと、いう印象を受けたことも否めません。たしかに、平年並みの時期、流行入りです。 平成21年に大騒動となった、新型の豚インフルエンザについても、昨シーズンからは季節性インフルエンザとして対策を行うことになりました。

 季節性インフルエンザには、A/H1N1亜型(平成21年に流行した新型インフルエンザ)A/H3N2亜型(いわゆる香港型)B型3つの型があり、いずれも流行の可能性があります。流行しやすい年齢層は型によって多少異なりますが、今年も、全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります
 直近の2011年第44から48週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が多く、B型も報告されています。前述の新型インフルエンザ(A/H1N1)については、通常の季節性インフルエンザとして取扱い、その対策も通常のインフルエンザ対策に移行しました。その名称についても「インフルエンザ(H1N1エイチイチエヌイチ)2009(ニセンキュウ)」とすることになりました。みなさん、 これは何を意味していると思われますか?

 そう、今まで定番だったAソ連型が季節型インフルエンザから外れたということです。実はこれって大きな事なんです。それはタミフル耐性インフルエンザの消滅を意味しているのです。タミフル耐性インフルエンザはここ数年問題となってきていましたが、すべてAソ連型でした。
Aソ連型が、まぁ居るには居るんでしょうが、流行しなくなるだろうということで、「タミフル」「リレンザ」「イナビル」「ラピアクタ」という、現行の4種類の特効薬が、状況に応じて全て選択できるということになります。これは我々医師にとってはありがたいことです。

 さてここで、私の大予想!
 今年流行するのは「A香港型」です(外れたらごめんなさい)。
 それもかなりの大流行を予想しています。

 A香港型はここ数年流行しておらず、抗体の消えている人が増えている、というのもその理由の一つです。実際今年に入って、うちのクリニックでは一日1人の割合でインフルエンザの患者さんが来ています。
3学期が始まった1月10日から、本格的な流行が始まります。だって、インフルエンザは子供が媒介する伝染病ですから。
 お子さんには日頃から、手洗い、咳エチケットなど感染防止への取組 みをしっかり教えてあげて下さい。そして「おかしいな?」と思ったらすぐに医療機関を受診して下さい。「インフルエンザにかかったら、這ってでも来てね」というのが私の口癖ですから

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