ゲノムドック(成人病・遺伝子健康診断)

Genome dock (Adult Diseases & Genetic Diagnosis)

平成25年4月より、当院は「成人病の遺伝子診断」を行なうことができるようになりました。これは、院長である私が、「一般社団法人臨床ゲノム医療学会」の指定する座学講義を全て受講した後、認定医試験に合格し、このたび「ゲノム・ドクター認証医」の資格を獲得したため、当院が遺伝子診断実施施設に認証されたからです。

こんな方にオススメ

  • 家族・親族の糖尿病や高血圧など、メタボが心配。
  • 癌(がん)家系なので心配している。
  • 肥満体質でこれからの体調管理に悩んでいる。
  • 会社の健診で糖尿病の疑いが指摘された。
  • 母も姉も乳癌なので自分の遺伝子を知りたい。

遺伝子診断について

  • 今や日本人の2人に1人は癌にかかる時代となっています。PETなどの画像診断や内視鏡検査では発見が困難な、5mm以下のごく小さな癌細胞でも、癌細胞から血液中に遊離される遺伝子を解析し、その存在リスクを評価することで超早期診断が可能です。
  • 早期発見は確かに大切ですが、治療には肉体的、精神的な苦痛が強いられ、また生涯、再発の懸念が伴います。
  • 遺伝子診断は癌細胞が生まれる危険度を判定し、癌細胞が固形癌に成長するまでに縮小または消滅させるための「癌予防のための検査」です。

病気の原因は、本人の持って生まれた体質と、生活習慣などによる後天的な環境因子とされています。
特に癌が生じるのは、まず体質的要因があり、その上に生活環境によって、細胞の遺伝子変異が蓄積されるからです。画像診断で確認される前に、癌の始まりである遺伝子異常を発見できれば、ほとんどの人が、癌の早期予防・早期治療を受けることができます。
「先天的な遺伝子情報」を調べ、なおかつ現在あなたの体の中で進行しているかもしれない癌細胞の痕跡、血液中の癌細胞にかかわる遺伝子の「後天的な変化」を調べます。
癌になる前の超早期癌リスク評価を可能とし、癌を未然に予防するのが遺伝子健康診断です。

検査方法

1.SNPs体質検査(疾患別遺伝子簡易予測検査)

頬の内側の粘膜を綿棒でこすり取って(痛くありません)DNAを検査します。
両親から受け継いだ、生まれ持った遺伝子を解析する事で、疾病別に発症リスクを評価できます。

2.RNA発現解析検査(長寿遺伝子および癌遺伝子発現解析)

血液を3cc採取するだけで解析できます。
遺伝子の外因性損傷を疾病ごとに、将来の発症リスクや長寿遺伝子の活性度を調べることで、癌遺伝子や、長寿遺伝子の現在の活性度を知ることができます。


当院で行なう遺伝子検査は大きく分けて2つあります。

SNPs体質検査で癌体質が判ったとしても、その遺伝子が実際に稼働しているのか、眠っているのかは判りません。

RNA発現解析検査は、現時点で貴方の身体の中で、どこの癌の遺伝子スイッチが「オン」になっているか、例えば、男性ならば立腺癌を含む主要8部位の癌、女性ならば乳癌、子宮癌を含む主要11部位の癌についての発現リスクを測定できます。
もちろん癌だけではありません。糖尿病などの他の遺伝子のスイッチも「オン」「オフ」の状態を知ることができます。

でも、判っただけで「ハイ、終わり」では何の意味もありません。
当院の遺伝子検査の特色は、長寿遺伝子だけでなく成人病遺伝子も含めて、もし「オン」になっていたら、どうすればそれを「オフ」にできるか、そこまで掘り下げて生活指導します。そこまでして、はじめて究極の予防医学と言えるのです。

最後に

この検査で仮に悪い結果が出ても何も恐れることはありません。むしろラッキーだとお考え下さい。
当院では遺伝子検査で悪い結果が出た方にこそ、予防的治療を積極的に奨め、例えばオフになっている長寿遺伝子をオンに切り替えたり、罹患する可能性の高い癌があればそれを予防する手段を講じ、さらに徹底的に早期発見に努めることを主眼としています。
検査は悪い点を発見することが目的ではありません。その結果をふまえて、病気にかからないようにすることが本来の目的だということを忘れないで頂きたいのです。そのための遺伝子検査なのです。

Q&A

Q1 癌の遺伝子検査は、遺伝的に癌になりやすいか、なり難いかの検査ですか?
違います。今、貴方の体に癌があるか?癌になりかかっているかを調べる検査です。
Q2 血液で検査するだけで、どこの癌かも分かるのですか?
はい。癌の遺伝子異常は臓器によって多少違いますので、肺癌とか、胃癌とかの部位も分かります。
Q3 癌は、毎日出来ると言いますが本当ですか?
癌の始まりである遺伝子のキズは毎日6,000個位の細胞にできていますが、ほとんどは修復されますので、通常は癌まで成長しません。
Q4 ではどんな時に癌になるのですか?
遺伝子のキズをつける活性酸素が多いとき、免疫機能の低下で修復力が低下したとき、などです。
Q5 癌の予防はできますか?
まず活性酸素を減らし抗酸化力をつける事。分子レベルでの栄養に気を配り、低酸素、低体温を防止する事です。
Q6 癌の検査は、毎年人間ドックでしてますが大丈夫でしょうか?
画像診断のPETやCT、MRIなどは、癌が5mmのサイズ以上でないと診断できませんので、100%安心はできません。
Q7 遺伝子検査の場合は、5mm以下でも診断できるのですか?
はい。3mmとか、あるいはまだ癌になる前の前癌病変でも診断できます。発見できる5mmに育つまで待たないで、遺伝子検査でなるべく早く見つけて、治療するのがこれからの医療です。
Q8 癌の遺伝子検査は、大学病院や公立病院で受けられますか?
残念ながら、いまのところごく限られた医療機関でしか受けられません。

診療時間

午前(9時から12時):月曜から土曜 午後(15時から18時):月曜・火曜・木曜・金曜 日曜祝日は休診

最終受付:午前11:30/午後:17:30

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