当院では腋臭症(ワキガ)の手術に超音波吸引器(CUSA)を用いて、安全かつ確実な日帰り手術を行っています。保険適応ですので、患者さんのご負担金額は総額で4万円ちょっとです。
ただし、保険で手術するためには、一定の制約がありますので、充分にご理解ください。
腋臭症手術を保険診療で行なう際、以下の点にご留意下さい。
まず、患者さんご自身が自分の腋臭に対し強く悩んでおり、なおかつ周囲の人に迷惑をかけている、仕事もしくは学業において著しく困難をきたしているということです。証明書を用意するまでは必要なくとも、少なくともこの点については患者さんご本人の同意と署名が必要です。また、医師が客観的に腋臭が強いと判断することも必要です。
この二点をもって、本手術は保険診療の適応となりますので、その上で手術にご同意下さい。
手術後の腫れ、痛み
手術後の腫れは個人差があります。4~5日たつと急速にひきはじめます。10日ぐらいで軽い腫れが残る程度になります。痛みは鎮痛剤で治まります。術後に念のためお渡しする痛み止めを服用してください。通院は手術翌日と、10日後の二回です。
内出血
手術後は内出血で肘まで青くなる事もあります。自然に2週間ほどで消えます。傷口から出血することがあり、ガーゼににじむこともありますが、心配はいりません。出血した場合でも翌日には止まります。経過をみるために、手術の翌日は必ず来院していただきます。当院では必ず術後にドレーンを挿入し、翌日に抜去しますので、血腫が出来ることはありません。
圧迫、テープ固定
手術後、腋の下を軽度圧迫します。圧迫の期間は1日です。(個人差があり、たまに5~6日圧迫することもあります)この間は激しい運動はできませんが日常生活に支障ありません。
入浴、消毒
手術翌日、傷の状態を診察してから、入浴を許可します。あまり温まると、痛みの原因となるので1週間はシャワーのみとしてください。傷口は濡れないように医療用防水テープをお渡しします。入浴時に使ってください。
手術後の傷
手術の傷は腋のしわに沿って2~3cmできますがほとんど目立ちません。色素沈着が残る場合は、レーザー治療を行いますが、何もしなくても徐々に目立たなくなります。皮膚の薄い方は、部分的に皮膚に小さな穴があくことがありますが、軟膏の外用で確実に治ります。治りが悪い場合は後日、修正します。
化膿
術部が汚れたり、不用意に入浴したり、何らかの原因で術部が化膿することがあります。その場合は、出血を抑えたり化膿を防ぐために、抗生物質で治療をを行うことがあります。
臭いの再発
アポクリン腺は年齢、性別、遺伝、生理周期などで大きくなったり小さくなったりします。低年齢の方はアポクリン腺が未発達で、手術後も未発育のアポクリン腺が成長して、臭いが強くなることがあります。また手術後、僅かに残ったアポクリン腺の一部から再生し、臭いが再発する場合もあります。もし再発した場合は、少なくとも6ヶ月間経過を見て再手術を行います。
多汗の再発
多汗症の原因である汗腺も手術を行うと減りますが、術後わずかに残った汗腺の一部から再生することがあります。この際も臭いの再発と同じように、経過を見ながら、必要なら6ヶ月後に再手術を行います。
その他
術後、1~2ヶ月は腕を思いっきり上に挙げると腋の下が少し突っ張ることがあります。時間とともに軽減します。手術後、一過性に皮膚が硬くなります。術後3週目から朝晩、5分ぐらいマッサージをしてください。硬さは自然になくなります。
当院では当初から、本来は脳外科や肝臓外科の手術に使う最先端の器械(CUSA)で腋臭症の手術を施行しています。このため、これまで術中・術後のトラブルはありません。本当は「私の技術」と言いたいと ころですが、実際は手術機器が優れているのです。ですので、どうぞ安心してお任せください。















