インフルエンザ、まだ終結していません!

今年の始め、1月、2月は、一日10人以上、多い時は20人の方が毎日のように訪れ、インフルエンザの確定診断のもと、治療を受けられました。3月になって少しずつ減ってきて、3月中旬で一日5人程度、20日過ぎからは一日一人か二人という日が続きました
しかしよくよく考えると、0の日がないのです。すなわち、今年に入ってインフルエンザの患者さんが来なかった日は4月5日の時点で、まだ一日もないのです。確かに一時の大流行機は過ぎました。しかしまだ、決して「終結」はしていません
99パーセントの方はB型インフルエンザですが、まれに、まだA型の患者さんもおられます。今冬だけで2回インフルエンザにかかった患者さんが、100人近くおられますし、もっと不幸にもA新型、A香港型、B型と、3回かかってしまった患者さんも10人ほどおられます。

しつこく書いておりますが、インフルエンザはもはや冬季限定の季節病ではなくなりました今年も、5月、6月、夏休み、そして秋と、一年を通じてインフルエンザの患者さんは「終結」することなく、ダラダラと来院し続けるでしょう
そのためには、まず我々医師も今までの偏見を捨てて、夏であろうと、風邪症状を訴える患者さんが来られたら、まずインフルエンザを疑う。そして怪しければ迷わず簡易検査キットで検査する。しかし残念ながらこの簡易検査キットも100パーセントではありません。やはり大切なのは視診であり触診であり、問診。すなわち最前線で診療している私たちの経験と勘なのです
「最初に喉が痛いなと思ってたら、そのうち急にひどい頭痛が襲ってきた」か、「自分はこれほど体力がなかったのかと思うほど、しんどい風邪です」と患者さんが言えば、まず間違いなくインフルエンザだと、私は確信します
そして患者さんにも、インフルエンザは冬の病気だという偏見は捨てていただき、いつもと違う風邪症状の時はすぐに医療機関に駆け込んで下さい。インフルエンザの特効薬が開発された今、大切なことは発症からの経過時間、つまり時間との勝負です。いかに早く治療に取りかかるかで、治り方が全然違うのですから

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