地球という惑星にとって、人間ほど厄介な生き物はいない??

 いろいろな大学の非常勤講師を拝命しておりますと、生命医科学系の大学生や大学院生の方々相手にさまざまなお題で講義をしなければなりません。私もそうでしたが、講義なんてつまらないもので、真剣に聴こうなんていう学生さんにはなかなかお目にかかれないものです。
 で、私が使う手は、最初に、全く関係ない、でも実は壮大な自然科学の常識からお話を始めます。意外と知らないけど、聴いてみると、へぇ、そうなんだというお話をすると、これが意外と興味を引くので、落語で言ういわゆる「マクラ」として私が使っている話題を、ご紹介しましょう。
地球が生まれて何年になるかご存知ですか?
 正解は45億年。
 じゃあ「ホモ・サピエンス」つまりヒトですね、これって何年前に地球に誕生したでしょうか?
 正解は15万年前。
 じゃあ、地球の45億年を一年に凝縮したとして、人類が誕生したのは一年で言うと何月何日頃になると思います?
 正解はね、大晦日、12月31日の23時59分59秒くらいなんです。
 人間って、地球にとっては新参者。それも、発車ギリギリで飛び乗ったくらいの新しい生物なんですね。
 人類は地球の盟主だなんて思っている人はたくさんいるでしょうが、そんなものは驕り昂りもはなはだしいんですよ。 
 じゃあ地球上で一番生息数の多い生き物ってなんでしょう?
 細菌とか、ウイルス等、顕微鏡でしか見えない物はちょっと置いといて、答えは昆虫です。全生物の70%を占めているとされる昆虫は100万種もいると言われていますが、小型昆虫まで含めると、実際は現在確認されている種類の10倍以上、1000万種類はいるのではないかとも言われています。
 これはあくまで種類ですから、個体数で考えると、地球上に生息する多くの生物のなかで昆虫は、全生物種の6割から7割を占めるというわけです。
 要するに、地球って猿の惑星ならぬ、実は「虫の惑星」なんですね。
 虫にとって人間は厄介者でしかありません。それは皆さんも薄々はお分かりでしょう。つまり、地球という惑星にとって、人間ほど厄介な生き物はいない、ということになります。
 「大迷惑な新参者」これが人類なんです。
 実はね、ここから全然関係ない話なのですが、最後にちゃんとオチがつきますので読んで下さいね。
 ディズニーのアニメ「スティッチ」というのをご存知でしょうか?
 正確には「リロ・アンド・スティッチ」という2002年のアメリカ映画です。ディズニーのアニメーション映画で、スティッチと言うのは、悪の天才科学者ジャンバ博士が違法な遺伝子実験によって創りだしたエイリアンです。
 それはおいといて、その中のエピソードの一つに、いつまでたっても戦争をやめない地球人たちの残虐さを見逃せない銀河連邦裁判所が、全ての地球人を抹殺するという判決を出す話があります。
 ところがスティッチを追いかけてきたジャンバ博士や銀河連邦の軍人や、それを取り巻く宇宙人たちが、スティッチとハワイの女の子リロとの間に芽生えた友情を見るうちに、次第に地球人にも優しい心はあると気づきます。そこへやってくる銀河連邦宇宙軍。太陽系を十回くらい平気で消滅させちゃうほどの銀河連邦軍の圧倒的な武力を前に人類は滅亡するのか?…と言うところに、その優しさに触れて地球人の味方となった宇宙人たちが、地球人を守ろうとして、銀河連邦の最高司令官に掛け合います。
 曰く、地球には銀河系でも絶滅危惧種に指定されている「蚊」という昆虫が生息している。蚊は生きていくために地球人の血を吸わなくてはならない。銀河系絶滅危惧種である「蚊」の一大生息地である地球という惑星において、人間は「蚊」の重要な食料である。「蚊」を守るためには、食料源である人間を地球から滅ぼしてはいけない、そう言って銀河連邦を納得させて、地球人は救われるのです。

 ディズニーのアニメーターがどこまで知ってたかは判りませんが、銀河連邦では、ちゃんと地球は「虫の惑星」と認識されている、という事です。ガキの見る漫画だなんて思ってたら、けっこう奥が深いので驚いちゃいましたが、これを話すと、学生さんたちは講義が終わって教室から出て行きながら「今度、スティッチ見てみようか」なんて言ってます。あっ、私、ディズニーの営業マンではありませんからね。念のため。

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