秋バテ2016年

 なんかもう、「秋バテ」と言えば松本先生、と言うくらい、多種多様なマスコミから取材を受けるようになってしまいました。5~6年前ですかね、このドクターズボイスのブログで、秋バテという言葉をホントに何気なく使ったのですが、新聞や雑誌のライターの方がネット検索で見つけて下さるらしく、この時期になると必ずと言っていいほど、一件や二件は取材の依頼が舞い込みます。
 
 別に私が考えた言葉ではないのですが、いつの間にか秋バテといえば松本に聴け、みたいなことになって、そうなるとこちらも適当なことは話せませんから、それなりに調べて勉強して、今ではいっぱしの「秋バテ通」になってしまいました。
 それでまぁせっかくですので、ちょうど時期もいいことですし、秋バテの話題を少し
 
 「夏カゼ」「夏バテ」とは世間でよく使われる言葉ですが、実際のところ、私は25年の医者生活で、あまりそんな患者さんはお目にかかった事はありません。実は夏バテとは、夏に環境や食品などで身体を冷やした場合に多く現れ、夏の暑い盛りにを感じること、と思いがちですが、実はそうではないのです。むしろ本当に注意して頂きたいのは今、まさにこの10月上旬から下旬にかけての、今の時期だと言っても過言ではありません。主な症状は、全身倦怠感、食欲不振、消化不良、下痢、頭痛などです
 
 今年の夏はご存知の通り、異常な気候が続きました。でも人間というのはおかしなもので、そういう時は、気も張って、食事、栄養補給、水分補給や睡眠に気を配り、意外に風邪を引いたり、体調を崩したりすることは少ないものなのです。
 
 注意すべきは今、少し気候がましになり、過ごしやすくなって来ると、これまた人間とはおかしなもので、ついつい気が緩みがちになります。そこにもってきて今年の夏の暑さで、体力は確実に消耗しています。
 
 秋は、夏の暑さから解放され、眠りが深くなり、何とも言えない疲労感を感じやすくなります。オフィスでは10月ぐらいまで冷房も入っていますし。秋雨や台風など、気温も一定ではなく、風邪を引き起こしやすくなります。また空気が乾き、爽やかな気候の反面、木々の色が変わり、精神的にもメランコリックな気分に陥りやすくなります。そんな秋、そして、その後にやってくる冬を心身ともに健やかに過ごすためにしておかなければならないのはどんなことでしょう
 
 暑くて気が張っている時にはアドレナリンが多量に分泌されて、意外とカゼなど引きにくいものですが、気が緩むと、代償的に、副交感神経支配となり、これは免疫力や抵抗力を低下させることになります。
 
 はっきりとした症状を伴うわけでもなく、寝込んだりするほどの重大な病状が出ることも少ないため、何となく体調が優れなくても、特別な対策をとることのないまま、自然に体力が回復するのを待つ方がほとんどです。また、「夏バテにならないように」「夏バテを悪化させないために」と、冷たいものばかり食べたり飲んだりしていた人や、一日中冷房の効いた室内にいた人は、体全体の働きが低下しています。そして、夏の暑い時季は何とか乗り切ることが出来ても、少し涼しくなりはじめたいまの時期に、体の疲れが一気に出てしまい、秋バテになってしまうのです。
 
「秋バテの」原因は
1.汗をかくことによる体内の水分やミネラルの不足。
2.胃腸の疲れによる消化機能の低下。
3.屋内と屋外の温度差による自律神経の乱れ。
4.睡眠不足による体力の低下。
 などが挙げられます。さらに、未だに夏布団で寝ている人も居るでしょう。朝起きたら布団をはねとばしている。で、カゼをひく。
 
 そう、用心すべきは、まさに今、この時節なのです。
 ですので私はいつも「初秋バテ」「初秋カゼ」と呼んでいるくらいです。
 ではどのようにこれを予防、解消すれば良いか。一つづつ検証していきましょう
 
☆「食事」
 食事の基本は、1日3食・規則正しく・バランス良く。暑さで消耗した体力を取り戻し、弱った胃腸の働きを整えるためにも、冷たいものはなるべく控え、温かいものを飲食しましょう。胃腸に負担をかけないため、よく噛んでゆっくり食べることも大切です。また、ミネラルやビタミンも、いつもより積極的に摂るようにしましょう。茄子やトマトなどの夏野菜は身体を冷やします。反対に秋の味覚、牡蠣や栗、芋などは身体を温めてくれます食材にも「旬」があるのです。
 
☆「入浴」
 暑い夏は、簡単にシャワーのみで済ませてしまいがちですが、一日の疲れをとり、リラックスして眠りにつきやすくするためには、ぬるめのお湯での半身浴がおすすめです。38度から40度くらいの、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かること、それで副交感神経が優位になり、体が睡眠モードに切り替わります。また、冷房などによって冷えてしまった体を温め、体力の回復、胃腸の回復を助けてくれます。
 
☆「運動」
 冷房の効いた室内にばかりいたり、気候が涼しくなってくると、汗をかかなくなり、血行が悪くなってしまいます。すると、体内に疲労物質が溜まり、疲れやすくなります。ウォーキングや軽い運動にちょうど良い気候ですので、適度に汗をかくようにしましょう。そういうと、いきなり「サウナ」など、すぐ安易に想像しがちですが、ゆっくりと身体がなじんでいくように、運動にしても、身体を温めるにしても、徐々に身体を慣らしていって下さい
 
☆「睡眠」
 初秋は、季節の変わり目で自律神経が乱れ、よく眠れない、寝つきが悪いという人も多くみられます。朝一番に太陽の光を浴びると言う点で、朝の散歩は特におすすめです。夜は、ゆっくりお風呂に入って心と体をリラックスさせてあげましょう。また、日中はまだまだ暑くても、夜や明け方は気温が下がりますので、長袖のパジャマや腹巻き、厚めの布団を用意しましょう。あと、腹巻き、格好は悪いですが、特に男性にはおすすめです。
 
 秋は、夏の疲れを回復させ、冬の寒さに備える季節です。夏の生活習慣を見直し、体を秋モードへ移行させる時期です。日々の食生活や生活習慣でちょっと気を付けるだけで、秋バテは予防できます。秋ならではの食べ物を楽しんだり、ゆっくりお風呂でリラックスしたり。忙しい毎日の中でも季節を感じたり自然を楽しんだり、人間らしい暮らしを心がけたり。意外とそんなことで健康を維持できるものです。これから涼しくなって来る「今」がいちばん注意のしどころです。みなさまどうぞご自愛ください。

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