2017年2月初旬のインフルエンザ動向

さて、毎年この時期になるとこればっかり書いてるなぁ、という気もしないではありませんが、2017年2月初旬のインフルエンザ動向です。

予想どおりというか例年どおり、年が明けて冬休みが終わり、3学期が始まると同時に急速にインフルエンザが流行し始めましたインフルエンザは子供が運ぶ病気です。各地でインフルエンザ警報が出されているようですが、私に言わせれば、例年とたいして変わりません。

確かに昨年10月頃からインフルエンザの患者さんがいつもより多かったのは事実です。前にも書きましたが、例年の二倍とか三倍とか、でもそれは、うちのクリニックの場合ですと、11月にインフルエンザの患者さんは3人か4人来る程度です。もともとそんなにいません。それが確かに10人くらい来られました。ほら、例年の3倍ですよね。元の母集団が小さいので、ちょっと増えただけで二倍にも三倍にもなります。

そして去年、こうも書きました。今冬の予想は中程度の流行でしょう、と。

1月の一ヶ月間でだいたい例年70人から80人、それが200人になったら、そりゃあ大流行ですけど、そんなことはありませんでした。だいたいいつもの冬と同じ。4年前、A香港型のワクチンが微妙に外れた年はそりゃあもう大変でした。大晦日も元旦もなく患者さんの診断と治療に明け暮れました。それに比べれば今年のお正月はのんびりしたものでしたよ。ですので今年の流行は、今のところ「例年どおり」と断言します。

ただ、最近ちょっと面白いことに気付きましてね。私のクリニックの周辺は私立の小学校に通っているお子さんが多いのですが、神戸や芦屋の市立小学校に通ってるお子さんより、私立小学校のお子さんの方がインフルエンザににかかってやって来る子が有意に多い

神戸市の場合、市立の小学校は、登校許可証というか治癒証明書は統一の書式があります。ところがうちのクリニックの近辺はとくに子弟を私学に通わせているお宅が多く、またこの界隈って、もぅいっぱい私学があるのですよ。それで学校ごとに「登校許可証明書」や「出席停止解除証明書」やら、それぞれ独自に書式を作っているのです。

それをいちいち親御さんに学校まで貰いに行かせるのも申し訳ないので、私はこの辺りの私学の書式はほぼ全てコピーして、ファイルにとってあります。60校くらい集まりましたよ。ちょっとしたコレクション。たまに遠方の珍しい学校の書式なんてのを持って来たら、すかさずコピーして、やたっ! レア アイテム ゲット!

なんて楽しんでます。

昔から私の方針で、学校に提出する書類にはいっさいお金を頂いてないので、お子さんがインフルエンザになると、それだけでうちに連れてくる親御さんも多いのかもしれません、それにうちの場合、子供さんでもインフルエンザの治療薬の第一選択は、点滴の「ラピアクタ」を使用します。投与する場合は充分に注意してはいますが、やはりこれがいちばん治りが速い

たまにどうしても注射がイヤだと行ってきかない子には、タミフル・ドライシロップやリレンザを使いますが、効果の出るスピードが全然違います。平均で30時間ぐらい違うかな。「インフルエンザの治療は時間との勝負」ですので、点滴ご指名でお子さんを連れて来られる親御さんも多いですよ。恐るべし「ママ友ネット」。

で、話を戻しますが、とにかく言えることは、明らかに登校許可証を書く枚数がね、市立小学校より私学の小学校の方が圧倒的に多いのです。この理由は、私立の子は電車で登校したり、校区も広いですし、それだけインフルエンザ・ウイルスに暴露される率も時間も大きいのかなぁと、勝手に解釈していますが、やっぱり通学電車の中、これがいちばんの感染源だと思います。これだけはたぶん間違いない。

これも私がよく言う話ですが、満員電車一両の中に、たった一人のインフルエンザ患者がいたとして、その感染者が一回「クシュンッ」ってクシャミしたら、その車両に乗っている乗客全員の髪の毛や服にインフルエンザ・ウイルスが付着します。一回の感染者のクシャミで、インフルエンザ・ウイルスは10万個以上、飛び散ると言われています。

ちなみにクシャミによって飛沫という形で車両の中にまき散らされたウイルスは、またたく間に水分の抜けた飛沫核となって、長時間空気中を漂います。気温が低く乾燥した状態、つまりウイルスにとって好条件であれば、この飛沫核は24時間以上、感染性を保ち続けます。もうこの時期、電車に乗る人は感染者もそうでない人も、マスクは必須と言っても良いと思います

さぁこれから二月いっぱい、一体どれだけインフルエンザの患者さんが来るのやら。あっ、ちなみにいま流行っているのは、ほぼ全てA香港型です。ワクチンはちゃんと当たっていますが、やはり大人と子供では免疫力が違うので、いくらちゃんと二回ワクチンを射っていたとしても、子供さんの方が抗体はできにくい。さらに3月末から4月にかけて、今度はB型のインフルエンザが流行します。まだまだ気が抜けません。うがい、手洗いはもちろん、ビタミンCの摂取に努めて下さいね

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