医療法人社団 甲南回生
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~牛乳は健康によくない!1~

~牛乳は健康によくない!1~

2012/01/26

来てますよ、来てますよ、インフルエンザの患者さん…。ちなみに我が松本クリニックでは、新年第一号と第二号の患者さんは、ともにA香港型インフルエンザでした。そして予想通り、学校の三学期が始まって一週間目となる16日から、平均一日2人、23日に至っては、立った一日で14名のインフルエンザの患者さんを確定診断しました。
 で、まぁそれは前回書いたので、今回は「牛乳は健康に悪い!」というお題。実はこれ、先日講演を頼まれて三十分ほど話したのですが、大反響で、講演後大騒動になったというネタです。初めに断っておきますが、これはあくまで、とある一人の町医者の意見です。決して鵜呑みにしないよう、ご自分の意見をしっかりと持って下さい。

~牛乳は健康によくない!<1>~

 牛乳は今の日本人にとって健康によい食品ではありません。それは、牛乳に栄養が含まれていないということではなく、牛乳を飲むとさまざまな身体の機能や組織に負担をかけることが問題なのです。
 近年、牛乳の消費量が増えているにもかかわらず、骨粗しょう症患者 は増加の傾向にあります。転倒しただけで骨折する子供が増えているのも、以前では考えられないことですが現実です。
 たしかに、牛乳は高カルシウム、高脂肪、高タンパクですが、非常にバランスの悪い食品で、生活習慣病にかかるリスクを伴う食品なのです。
 牛乳消費大国であるアメリカでも、近年、牛乳や乳製品が、がんをはじめ動脈硬化、糖尿病、白内障、骨粗しょう症など重大な疾患を引き起こす危険性があると指摘するデータが次々に公表されています。

● 牛乳は日本人の食性にあっていない
 アジア人や黒人の多くは牛乳を分解する酵素を持たない民族です。
 乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)を持たない人が無理に牛乳を飲むと、下痢をしたりお腹が張るなどの症状が現れます。寒冷で乾燥しているため穀類やイモ類の収穫が期待できない地域に住み、肉類や乳製品を食料源としてきた欧米人は、 六千年以上の時間をかけて離乳期を過ぎてからも分解酵素を失わないしくみを獲得してきました。このような例はむしろ少数派で、哺乳動物としても例外といえるでしょう。
 牛乳に頼らない食文化を持っている日本人が、食性に合わないものをわざわざ摂る必要はありません。具材を工夫すれば、牛乳よりも味噌汁やお漬物といった伝統食からのほうが、わたしたちに必要な栄養素が無理なく摂れるのです。
 さらに最近の研究では、牛乳はアトピーなどのアレルギーの最大の原因であることがわかっています。これは食性に合わない食べ物を摂ることで、からだが防衛反応をおこしているのです。アトピー治療には牛乳を摂らないことが有効です。

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