医療法人社団 甲南回生
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今からのシミ対策

今からのシミ対策

2017/08/04

 
できてしまった「シミ」やどんよりと黒くみえる「くすみ」はどうしたらいいでしょうか? 
また、これ以上シミを増やしたくない場合は、どうしたらいいでしょうか?
 
 
できてしまったモシミやクスミは、正しい治療をきちんと受ければ、もうこれは、なんとでもなります。
今の美容皮膚科の技術があれば。
ただし、必要なものはお金と時間。
 
でももっとも必要なのは、お金よりも時間なのです。
結婚して、子育てに明け暮れ、亭主の少ない稼ぎの中でやりくりしながら、時には自分もパートにも出てノまさに主婦は24時間365日労働です。
そして子育ても一段落、ちょっと自分の生活にも余裕ができてきて、ふと鏡を見る。
ゲゲッ!」ですよね、きっと。
 
何年もかかってできたシミやクスミ。
一度に取れるなんて虫の良い話はありません。
私はいつも「シミ取り一年」と患者さんに言っています。
時間はかかっても焦らずに治療を受ければ、たいていは解決する問題です。
 
 
さて、そのシミやクスミの原因となる紫外線ですが、紫外線は光老化、皮膚癌発生リスクまで高める有害物質だということは皆さんもご存知でしょう。
でももっと驚くことをお教えしましょう。
実は人間が一生に浴びる紫外線の80%は18歳までに浴びているのです。
紫外線が皮膚細胞のDNAを傷付け、その影響が徐々に蓄積され、やがて肌の老化や「シミやシワ、クスミ」として現われるのです。
 
20才までは日焼けを繰り返しても皮膚の老化が目立たないので、子供の日焼けは無害だと言われてきましたが、小児期からの無駄な日焼けの影響が、30歳頃か現れてきます。
紫外線は皮膚の細胞の遺伝子DNAに特異な損傷を誘発し、40歳を過ぎると皮膚の老化が少しづつ現れるのです。
 
紫外線による悪影響はすぐには現れません。
しかし、確実に皮膚に障害を与えつづけています。
 
紫外線はたしかに注意すべき問題ですが、人間には、損傷されたDNAを自己修復する機能もしっかり備わっています。
その自己修復機能が落ちてくるのが30代で、それがシミ、クスミの出てくるシステムなのです。
要するに、歳をとって出てくるシミは、子供の間に浴びた紫外線のツケを歳を取ってから払っているようなものなのです。
 
ですから出来てしまったシミを取るのは先ほども言ったように時間とお金をかければ何とかなるのですが、予防となると、もう手遅れ、としか言いようがないのです。
 
なにせ子供のうちに浴びてしまった紫外線が原因ですから、今さら仕方がない。
起こり続ける問題(シミ・クスミですね、この場合)をじっくり時間を掛けて、一つずつ解決していくしかないのです。
 
まぁそんなにショックを受けなくても、今の美容医療はものすごく進んでいますから、なんとかなりますから。
時間はかかりますけどね。
 
で、せっかくですので、美容外科選びの裏技をお教えしましょう。
 
その方法とは、まず最初にカウンセリングを受けること。
決してそこで治療をうけることを前提にはしない。
 
カウンセリングにいって、その医療機関を貴女の目で値踏みすることです。
最初に貴女の悩みや訴えを聴いてくれて、次に貴女のその悩みを解決するために、出費できる予算を訊いてくれる医療機関、これが良心的な施設です。
反対に、あれをしろ、これをしろと、むやみやたらと治療を押し付けてくるところ。
これは要注意。
貴女の懐具合なんて関係ない。
お金をかければそれはそれだけ、キレイになれます。
しかし、貴女の予算内で、できる限りいちばん効率のよい治療法を考えてくれる。
それがその医療機関が本当に良心的か、そうでないかを見極めるコツなのです。

 

 

 

 

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