子供の日焼け対策
2017/07/15
子供の日焼け対策はどうしたらいいのでしょうか?
紫外線は光老化、皮膚癌発生リスクを高める有害物質です。 皮膚の老化の80%は「光老化」であり、人は18歳までに、 一生に浴びる紫外線の50%、一説には80% の紫外線を浴びているといわれます。
そのため、 小児であっても紫外線予防は大切です。そんなこと、 皆さんとっくにご存知ですよね。
ですが、小児の場合、 皮膚のバリア機能が未熟なためにサンスクリーンの種類によっては 刺激になったり、カブレをひき起こすこともあります。
このため、日本の子ども用サンスクリーンのほとんどは、 紫外線散乱剤のみ配合したサンスクリーンになっています。 お子さんには紫外線散乱剤のみ配合したサンスクリーンを使ってい ただくようお薦めします。
皆さん、ご存知でしょうか? 実は平成10年4月から母子手帳から「日光浴」 の項目が削除されました。昭和30年以前は食料不足があり、 ビタミンDの不足による「クル病」という病気がありました。
わずか2〜 3分間の太陽光線で、 骨の代謝に十分な活性型ビタミンDが作られるといわれています。
ちょっと話が逸れましたが、さて、 20才くらいまでは日焼けを繰り返しても紫外線による皮膚のDN A傷害を修復してくれる機能が旺盛なので、 子供の日焼けも無害だと考えられえてきましたが、 シワやシミを伴う光老化は、小児期からの無駄な日焼けの影響が、 35歳を過ぎた頃から、一気に現れて起こるものです。 つまり若い頃の日焼けの「ツケ」が30代半ばを過ぎてから、 ようやく回ってくるということです。
ちなみに紫外線が強いのは、4〜8月の午前10〜午後2時です。 一年を通して最も紫外線量が多いのはなんと5月。 そして4月に降り注ぐ紫外線は、実は8月とほぼ同じなのです。
SPFとPAの違いについては以前(6/27ブログ)お書きしましたが、 子供さんに使うのは、いちばん安物で良いのです。
水に入ったり、汗をかいたり、 タオルでぬぐったりした場合は面倒くさがらずに塗り直す。
でもこれは大人でも同じことです。日常生活「SPF10」の「 紫外線散乱剤のみ」の製品、 これだけ覚えておいていただけば十分です。
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