若いうちのスキンケア
2017/08/28
若いうちは、 高価なスキンケア化粧品を使わない方がいいのでしょうか?
同様に、医療美顔も受けない方がいいのでしょうか? シミはすぐに施術?
老いも若くも、 高価な化粧品を使う必要はないと思います。
私はよく患者さんにこんな話をします。
化粧品って、 けっきょくは絵の具ですよね。
海外には「ルフラン」とか「 ウィンザー&ニュートン」なんていう、 16世紀くらいから続く老舗の油絵具のメーカがあるんですけど、青色の一番高い奴なんかは注文生産で、 15cc入りのチューブで一本で5万円するんですね。
ウィンザー&ニュートンなんて、 シャガールやピカソが使ってたって言うような絵の具ですよ。
で、化粧品のお話に戻りますが、
逆に言うと、 紙が良けりゃあ安物の絵の具で描いても、良い絵に見えるんです。
これで全て判って頂けるでしょうか?
甘やかすとか、効かなくなるとか、それ以前に、 高い化粧品を買う目的をもう一度考え直して下さい。
じゃあ医療美顔はどうか?
人間は様々な環境因子によって障害を受けたDNAを修復する能力 が、30歳から35歳くらいを境に一気に低下します。
美顔に留まらず、 医療美容の全ては、その追いかけっこの伴走者なのです。
どこまでアガくか、どこで諦めるか…。
それを決めるのは貴女であって、 医者があれこれ言う問題ではないと思っています。
シミの予備軍が沢山いる?
その通り。
それを好き放題させておくか、 モグラ叩きのように出て来る先から叩き潰すか、 それも貴女が決めれば良いことで、 私はそのお手伝いをしているだけだ、そう思っています。
だいたいうちのクリニックに美顔を求めて来られる方は40歳前後 。
今の日本の女性の平均寿命は87歳。
ということは、 貴女はこれからまだ50年近く生きるのですよ。
先は長いのですから、デンと構えて、ゆっくり「美」 を追い求め続けないと、どこかで息切れします。
このシミを今日取れ、来週までにこのシワを無くせ… 無理を言っちゃぁいけません。
まだ貴女は、 人生の折り返し地点すら越えてないのです。
今から焦ってて、 この先どうします?…。
甲南回生 松本クリニック
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