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長寿遺伝子とカロリー制限 ~2~

2018/03/01

さて、続きです。
 
サーチュイン遺伝子は老化そのものを調節している「老化の調整役」と考えられています。

サーチュイン遺伝子の働きとしては、細胞を修復するたんぱく質の活性化をおこない、
細胞が活動するために必要なエネルギーを作り出すミトコンドリアを制御することで、
生命維持に必要なエネルギー量の調節などの役割も果たしていると考えられています。

さらに、染色体の末端についているテロメアを保護し、短くなるのを防いでいることが判っています。
テロメアというのは染色体を守るキャップのようなものですが、
細胞分裂が行われるたびに短くなって、その細胞は死んでしまいます。
細胞寿命の回数券のような物だと考えて下さい。

その他にも、サーチュイン蛋白は、インシュリン生成やその伝達経路の制御、
動脈硬化の抑制、脂肪細胞の生成の制御、アルツハイマーなどに関わりの深い神経変性疾患など、
加齢に伴う病気にも関与していることが近年つぎつぎとわかっています。
まぁこの辺も読み飛ばして下さい。
 
さて通常の6割程度の食事というと、20〜30代の男性の場合、
1日の平均摂取カロリーを2,500キロカロリーとすると、1,500キロカロリーが目標値となります。
これは糖尿病で入院したときの治療食と同じくらいのカロリーで、
いくらカロリー制限に老化抑制効果があるとわかっていても、
元気で毎日忙しく働いている人にとってはちょっとつらいですよね
 
そこで注目を集めているのが、赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」という物質です。

近年発見されたレスベラトロールは、老化を抑制するサーチュイン遺伝子に対し、
カロリー制限と同じような効果を発揮する物質として注目されています。

 
そして最近の研究ではレスベラトロールは直接サーチュイン遺伝子を活性化させていることがわかりました。
 
 
 次回、「~3~」でこのお話は終了です。
 
 
 
 

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