『新型コロナウイルスワクチン接種前後』コロナスパイク蛋白トータル抗体(中和抗体)検査

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『新型コロナウイルスワクチン接種前後』コロナスパイク蛋白トータル抗体(中和抗体)検査

『新型コロナウイルスワクチン接種前後』コロナスパイク蛋白トータル抗体(中和抗体)検査

2021/10/09

 コロナスパイク蛋白トータル抗体検査とは、新型コロナウイルスに対する『自分の体内の抗体値(量)を数値で知る』検査です。

ロシュ・ダイアグノスティクス社(スイス)で開発された新試薬を使用し、新型コロナウイルス抗スパイク蛋白抗体(s抗体)を調べることで、感染によるものではなく、ワクチン接種により抗体が産生されているかも把握することができます。

従来の抗体検査はヌクレオカプシドをターゲット(N抗体)にしていましたが、ワクチン接種により定着した抗体はこの検査のような、S抗体検査でないと判定できません。

 

    「感染の仕組み」

  新型コロナウイルスは、ウイルス表面にあるスパイクが、ヒト細胞上の受容体であるACE2に結合することで感染します。

 

 

     「S抗体」

 ウイルス感染により体内に産生されるS抗体には、ウイルスを不活化する能力(中和能)があるとされ、S抗体があることによりウイルスの感染能力をなくすことができますが、S抗体を持っていることで、確実に感染しないことは保証できません。そこで重要になってくるのが「抗体価」なのです。抗体価は一定期間すると徐々に減少することが分かっています。この検査によって、数値でS抗体値(量)を把握することが可能です。

 

こんな方におすすめです。

  1,ワクチン接種前の方

   ワクチン接種前に感染歴があるか(=抗体の有無)を調べたうえで、

   ワクチン接種の判断基準としたい

  2,ワクチンを2回接種済みの方

   ワクチン接種後、本当に抗体が産生されているかどうかを確認したい

  3,ワクチン接種から一定期間過ぎた方

   抗体の量が減少していないか心配なので、状況を把握したい

ワクチン接種による副反応の影響、既感染者のワクチン接種による副反応の重症化など、現在も研究が続いており、この検査はワクチン接種回避を推奨するものではありません。

   「値の読み方」

 このコロナスパイク蛋白トータル抗体検査では0.8U/ml未満を陰性としていますが、最低でも16U/ml以上で中和抗体ありと判断します。感染を95%回避するためには250U/ml以   上の抗体値が必要とされています。しかし、16U/ml以上の中和抗体があれば、感染はしても重症化、死亡を回避するリスクは保たれている、との報告もあります。

 当院の職員で、このトータル抗体を検査したところ(15名)、ファイザー2回目接種の2週間後には、約半数に250U/ml以上、職員の数名にいたっては、1000U/ml超えの抗体が生成されていました。残り半数は2回目4週間後に全員が1000U/ml前後の抗体産生を認めました。

 しかし、約3か月後になると、この抗体値は次第に減少し、400~700まで低下した者が1名ずつ。1人は23U/mlまで減少しました。

 また通院患者さんの検査結果は、モデルナワクチン接種2回後1か月の方で4000U/ml、ファイザーワクチン2回接種後3か月の方で500~1000U/ml、ワクチンを接種せず実際に感染し、完治後にPCR検査でも陰性と判断された1か月後の患者さんでは、抗体値34U/mlでした。人によって抗体の維持は大きな差があるようです。

 

               金額:採血・検査と結果説明  ¥7700

            採血は予約不要です。診療受付時間内にお越しください。

             結果が判明するまでに4~5日の日数を要します。

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