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インフルエンザワクチンの接種「なぜ一回ではなく二回なのか、詳しくご説明します」

インフルエンザワクチンの接種「なぜ一回ではなく二回なのか、詳しくご説明します」

2013/11/12

今年もインフルエンザワクチンの接種時期が来ました。当院での金額は、例年通り、一回目は¥2,500、二回目は¥1,500です。
何度もお伝えするように、老若男女関わらず、受けるなら二回、受けて下さい。皆さんに二回受けて頂きたいから、それだけのために私は金額を安くしています。受けないなら受けない。受けるなら必ず二回。一回だけ受けると言うのが一番中途半端で、もったいないお金の使い方です。

ここからは興味のある方だけお読み下さい。なぜ一回ではなく二回なのか、詳しくご説明します。
インフルエンザ・ワクチンは一回受けた場合の抗体獲得率が70%、二回受けるとこれが87%となります。平たく言えば、一回受けても十人中七人は抗体ができるけど、二回受ければ、それが十人中九人になるという、確率論なのです。また一つのワクチンには三種類のインフルエンザのウイルス株を入れることができますが4種類以上は入れることができません。しかし今年流行すると予想されるインフルエンザのウイルス株は最大5種類と予想されています。つまり二回ワクチンを受けても、予防できるのは三種類のみ、残り2種類のウイルスに対しては無防備です。また一度かかったからと言っても、抗体が残るのは長くて半年。私のように毎日20人近いインフルエンザの患者さんを診察するのでは、87%でも足りません。ですから私は毎年三回、自分でワクチンを注射します。それでも99%です。
今、世界中で人に感染すると判っているインフルエンザ・ウイルスは、百数十種類以上にのぼります。この中で三種類を予想するのは世界保健機構(WHO)で、今夏の南半球での流行や、前冬に世界中で採取したデータを元に決定します。この十数年、一度も外れたことがないほど正確な予測がされていますが、インフルエンザだって生き物です。ワクチンに耐性を持ち、自らの形態を変異させながら、生き残ろうと必死です。まさに「イタチごっこ」と言っても良いかもしれません。そして今年、5種類が流行りそうな気配が濃厚です。もし今年、ワクチンでカバーしきれないウイルスが大流行でもすれば、私もひとたまりもないでしょうね。

ワクチンによる抗体獲得率と、ここ数年の流行状況から考えて、当院では、2013年末は、一回目の接種は11月前半、そして二回目は12月後半、だいたいクリスマスの時期が最も有効、という結論に達しました。

もちろん時機を逸する方もおられると思いますが、インフルエンザはもはや冬だけの季節病ではなく、一年を通じて流行する感染症です。いつ始めても構いませんから、もし今日を一回目とするなら、だいたい45日から60日の間隔を空けて、二回目を受けて頂くことを強くお奨めします。

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